About Laboratory

研究室紹介

  • TOP
  • >
  • 研究室紹介

学生へメッセージ

教授の写真

教授:田中 真琴

Message from Professor

学び、成長することは、喜びを感じられることだと思います。それが、自分のためだけでなく、人に役立つことだとしたら、幸せなことです。看護学を学び、人々の健康や幸福に少しでも貢献できたら、と考えている人達に囲まれて切磋琢磨する時間は、人生において貴重な財産になります。

自分自身の大学院生時代を振返ってみると、読み慣れない英語の論文と格闘し、調べれば調べるほど研究テーマが定まらず、あれこれ考えて悶々とし、焦りや不安で苦しかったことを思い出します。人生において貴重な時間であったことは間違いありませんが、幸福に満ちた時間と表現するのは憚られます。大学院は、学ぶための所ですが、教えてもらう、習う、という受け身の姿勢で学ぶところではありません。研究は、新たな知を産み出すためのものですから、苦労も絶えません。ですが、多くの知識を得て、自分が新たな知を作り出す方法を学び、自分の学びや発見を発信できることは、やはり喜びを感じられることだと思います。

多くの問題意識と臨床課題を抱え、学びたい思いにあふれる院生さんをお待ちしています。

田中 真琴

Makoto TANAKA, Ph.D, RN

研究概要

成人看護学分野で現在進行している主要な研究テーマをご紹介します。

慢性疾患患者の自己管理を支える看護プログラム開発

慢性疾患患者の疲労感管理を目的に、認知行動療法に基づくアプリを用いた介入プログラムを開発し、企業との共同研究によりRCTで有効性を検証しています。

慢性疾患患者への自己管理獲得支援

英国で炎症性腸疾患(IBD)患者への遠隔看護を学んだ経験を活かし、IBDをはじめとする慢性疾患患者への遠隔看護支援に関する研究に取り組んでいます。また、IBD患者の妊娠・出産に関する研究にも従事しています。

間質性肺炎患者の人生を豊かにする自己管理支援

状態が悪化するリスクを抱えながらも間質性肺炎患者がより豊かな人生を過ごせるように、自己管理をする上で必要な知識や判断軸を身につけられるよう、紙媒体やアプリを通じて教育的に支援しています。

ICUにおけるせん妄患者をケアする看護師の困難感尺度開発

集中治療室におけるせん妄患者をケアする看護師の困難感について、定量化して評価を可能とするための尺度を開発しました。

HIV感染者が自分らしい高齢期を迎えるための支援

全国のHIV感染者を対象とした調査により、高齢期・終末期に関する検討状況や、医療者、家族、周囲の人との話し合いの実態を明らかにし、その関連要因を分析しました。

間質性肺疾患患者・家族への看護支援

間質性肺疾患患者・家族がどのように病状や将来の悪化リスクを捉えているのかを研究しています。

終末期における呼吸器症状への看護支援

終末期の呼吸器症状の一つである死前喘鳴に着目し、よりよい看護支援のあり方を研究しています。

がん遺伝子パネル検査を受ける患者への看護支援

がん遺伝子パネル検査を受ける患者に対し、複雑な医療情報への対応や心理的側面を踏まえた包括的な看護支援のあり方を検討します。

終末期の倫理的場面における看護師の意思決定支援

終末期の倫理的場面において看護師が意思決定支援にどのように関与しているかを明らかにし、専門職としての役割発揮に向けた課題を検討します。

炎症性腸疾患患者の性の悩みに関する支援の開発

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)とともに生きる患者さんが、自分らしさや人生の希望を大切にしながら暮らせるよう、必要な情報や支援を患者さんとともに形にし、評価する研究を進めています。

教育内容

大学院教育

当分野では、疾患や病期、療養場所を限定せず、自己管理や意思決定の支援、ケアや評価・教育ツールの開発など、多岐にわたるテーマで研究に取り組みます。

博士前期課程(修士)

講義やゼミ、個人指導を通じて研究の基礎的手法を体系的に修得します。

各自の臨床経験に基づく疑問を大切にしながら、先行研究の批判的検討、研究課題の設定、研究方法の選択(文献・量的・質的・混合研究)、データ分析に至る一連の研究プロセスを学び、修士論文の作成を通して、科学的に探究する力を養います。

博士後期課程(博士)

博士後期課程では、指導的役割も担える自立した研究者として高度な研究遂行能力を発展させます。

国際的・学際的な視野を持ち、新たな知見を創出するための独創的な研究課題の設定と研究の推進に加え、高い倫理観、論理的思考力を高めます。研究成果の学術的発信を行うとともに、後進の指導や研究プロジェクトの運営に携わる力を養います。

学部教育

当分野は2年生から4年生までの教育を主に担当し、成人期にある人々の理解と、成人看護学の基本から実践までを段階的に学びます。

2nd

成人看護学の基本

講義を中心として成人期にある人々や疾患への理解を深めながら、必要な看護の原則について学びます。
3rd

実践への統合

前期にアクティブラーニングを取り入れた演習やOSCE(客観的臨床能力試験)で実践に必要な知識と技術、態度の統合を行い、後期には本学病院で臨地実習指導者との連携のもとに実習を行います。
4th

集大成と探求

総合実習での学びの総括に加え、卒業論文指導(講義、ゼミ、個別指導)を通じて看護学の探求を行います。

メンバー

Faculty

教授 田中 真琴

教授

田中 真琴

Makoto TANAKA, PhD, RN

週末に競馬番組を見るのが好きです。馬券は買わないのですが、推し競走馬や騎手の活躍をテレビ前で応援しています。
看護を志す人の多くが抱く「人の役に立ちたい」という思いは、研究の重要な原動力です。私もその思いで、人や社会に還元できる研究成果を生み出せる研究者・教育者の育成に力を注いでいます。そして素敵な学生さん達からたくさん刺激をもらっています。
当研究室の人材育成目標にもしているのですが「臨床あるいは大学で、研究を指導できる人・人を育てられる人を育てる」です。そして自分も一緒に成長したいと思っています。
准教授 川上 明希

准教授

川上 明希

Aki KAWAKAMI, PhD, RN

花を見る、食器を集める、マリンバ演奏
人との出会いは大切な宝物だと感じています。当研究室は一人ひとりを尊重するあたたかい雰囲気の研究室です。少しでもご興味のある方は、ぜひお気軽に研究室にお越しください。
患者さんにとってわかりやすく、日常に活かせる研究を行うことを目標としています。
助教 川本 祐子

助教

川本 祐子

Yuko KAWAMOTO, PhD, RN

世界の動物園や自然史博物館を巡ること、漫画を読むこと、アフタヌーンティーを楽しむことが好きです。
大学院では、ご自身の目標や取り組み次第で、さまざまな経験を積むことができます。研究計画を磨き上げ、研究資金の獲得や研究を遂行し、学部生や後輩院生への教育的支援に関わる過程を、自ら試行錯誤して成し遂げた経験は、将来に向けた大きな自信に繋がると思います。
治療法が未確立で疾患に関する情報も乏しい、不確かな要素の多い疾患の患者さんやそのご家族が、疾患とともにより豊かな人生を歩めるよう、自己管理を支援する様々な方法を創意工夫しています。

Graduate Students

大学院生 大脇 那奈

大学院生

大脇 那奈

Nana OWAKI, MSN, RN

ダイビングのサークルに入っていたため、海や海の生き物が好きです。日向ぼっこをして気分転換をすることが多いです。
大学院では、自身の実習や学部生の実習指導、講義やゼミでの発表を通して学びや発見を得ることが出来ます。講義では、自分の専門領域外の大学院生との情報共有やディスカッションを通し、その後の研究や実践に活かせるような新しい気づきが得られ、様々な視点の考えを学ぶことができます。
救急・集中治療領域での患者のアウトカム改善に向けて、看護師自身の困難の支援や教育に関するプログラムを作成し、看護の質改善を目指すサポートをしていきたいと考えています。
大学院生 八鍬 類子

大学院生

八鍬 類子

Ruiko YAKUWA, MSN, RN

劇団四季のミュージカルを見にいく、ピアノを弾く、ランニング
私は社会人をしながら勉強しています。大学院では、自分の関心ある課題にじっくり向き合い、議論を重ねながら考えを深めていくことができます。大変なことはたくさんありますが、論文執筆や国際学会での発表など様々なことに挑戦でき、研究者としての基礎を築いていくことができます。
HIV感染者は治療薬の進歩により高齢期を迎える人が増えています。高齢期においても自分らしく生きられ、その尊厳が守られる社会の実現に向けて、研究を通して貢献したいと考えています。
大学院生 小田 清花

大学院生

小田 清花

Sumika ODA, MSN, RN

食べること、美味しいお店を探すこと
一緒に学びを深められることを楽しみにしています。
患者さんとご家族が、必要な情報をもとに納得して治療や療養の選択ができるよう支援したいと考えています。また、終末期においても苦痛が少なく、その人らしい時間を過ごせるよう支援したいと考えています。
大学院生 清水 理恵

大学院生

清水 理恵

Rie SHIMIZU, MSN, RN

学生時代のバリスタ経験からコーヒーが好きで、テニスや子どもとの昆虫採集も楽しんでいます。
私は臨床経験を重ねる中で、がん治療を続ける患者により良い看護を還元したいと考え進学しました。子育てと両立しながら附属病院で勤務しつつ研究に取り組んでいます。多様な背景を持つ院生の皆さんと共に温かい指導の中で学べる環境は大きな財産です。
進行がん患者が治療の中でその人らしい生活を送れるよう、遺伝子パネル検査など高度化する医療の中で価値観に沿った理解と選択を支える看護の確立を目指し、臨床と研究をつなぐ役割を担う研究者を志します。
大学院生 大嶋 さくら

大学院生

大嶋 さくら

Sakura OSHIMA, RN

子供たちとの時間も大切にしながら、推し活と大好きな漫画を読んでリフレッシュしています。また、ガーデニングを始めたので、園芸店巡りを楽しんでいます。
私は育児をしながら、フルタイムの院生をしています。大変なことも多いですが、それ以上に先生方や研究室の皆さん、家族の支えがあり、看護を探求する楽しさを経験することができ、充実した毎日を送ることができています。
将来は研究者として知見を深めるとともに、教育者として看護を担う人材の育成に携わり、学びと実践をつなぐ存在になりたいと考えています。
大学院生 若井 さやか

大学院生

若井 さやか

Sayaka WAKAI, MSN, RN

幼い頃からバレエとHIPHOPに親しみ、今もダンスや音楽が大好きです。最近は紅茶探しやカフェ巡りを楽しんでいます。
患者さんの生活や思いに深く寄り添いたいという気持ちが、大学院で学ぶ原動力になっています。先生方の温かいご指導のもと、問いを形にし、実践に還元できる知見を生み出す日々はとても充実しています。看護をより良くしたいという思いを大切にしながら、研究に取り組める環境です。
炎症性腸疾患などの慢性疾患と共に生きる人々の見えにくく語りにくい課題に光を当て、患者さんや多職種と協働しながら支援につながる看護を形にできる研究者を目指しています。

お問い合わせ

進学に関するご質問や、共同研究・取材等のご依頼など、
こちらのメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。

(※メール送信時には*を@に変換してください)